朴壽南監督
- 上映作品: ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言-
- 9月5日(木)14:30 大会議室
上映終了後、ティーチインがあります
1935年12月、三重県生まれ。横浜、川崎で育つ。
一貫して民族差別問題に取り組み、在日コリアン二世の作家として、小松川事件の少年被告囚との往復書簡をまとめた「罪と死と愛と」(63)「李珍宇全書簡集」(79)で注目を集める。65年から広島を訪れ、被爆同胞に聞き取りをし、73年に証言集「朝鮮・ヒロシマ・半日本人―わたしの旅の記録」を刊行。82年に「もうひとつのヒロシマ―朝鮮人韓国人被爆者の証言」を刊行した後、86年に朝鮮人・韓国人被爆者の実態を訴える記録映画『もうひとつのヒロシマ―アリランのうた』を発表。続いて沖縄へ連行された朝鮮人軍属、「慰安婦」を取り上げた『アリランのうた―オキナワからの証言』(91年)を発表。両映画は全国で自主上映され反響を呼んだ。97年、沖縄・渡嘉敷に「アリラン慰霊のモニュメント」建立。2006年から沖縄戦の玉砕の真実と記憶を掘り起こす新作『ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言―』に取り組み、2012年4月に第一部を完成させた。
フィルモグラフィ
『もうひとつのヒロシマ―アリランのうた』1986年/16ミリ/カラー/58分
『アリランのうた―オキナワからの証言』1991年/16ミリ/カラー/120分
『ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言-』2012年/SD/カラー/132分