少女と夏の終わり
Last days of Summer
- 9月1日(日)16:40 大会議室(Lコード:40912)
- 愛知初公開/石山友美監督来場予定/英語字幕付
- 日本/2012/92分
- 監督:石山友美
- 出演:菅原瑞貴、上村愛
- 2012東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門上映作品
石山監督の長編デビュー作。小さな山村に暮らす女子中学生の心と身体の成長を、山の異変、村の選挙、噂話等、様々な視点からユーモアを交え描く。中学生の瑞樹は、物心つく前に姉が強姦され殺されていた。姉が殺された年齢に達し、大人の身体へ成長することを不安がる瑞樹に対して、親友の薫は気丈に振る舞うが、夏休み以降、男子の視線が自分ではなく瑞樹に向かっている事に気づく。そして、薫は瑞樹に恋心を寄せる浩にある嘘をつく。一方、村で製材所を営む薫の父(圭一郎)は、地域に温泉ランドを建設しようとしている選挙団体と対立し、孤立している。そんな圭一郎のもとに東京から大学教授(日高)が調査に訪れ、圭一郎の山にも異変が起きていると言う。若い娘を生贄に出さないと山が枯渇するという村の伝説と関係があるのだろうか。選挙当日、瑞樹は姉が死んだ山の祠へお供えに行くが…。少女たちの揺れる感情が繊細に描かれる