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あいち国際女性映画祭2014は
9月7日に5日間の会期を終え終了しました

めまい

  • Vertigo
  • 9月6日(土)17:40 ウィルホール(Lコード:40321)
  • 上映終了後:トーク/斉藤綾子(明治学院大学教授・当映画祭コーディネーター)
  • アメリカ/1958/128分
  • 監督:アルフレッド・ヒッチコック
  • 出演:ジェームズ・スチュワート、キム・ノヴァク
  • 配給:パラマウント映画
  • 米アカデミー賞美術賞、録音賞ノミネート作品

©1958 Alfred J. Hitchcock Productions, Inc & Paramount Pictures Corporation. All Rights Reserved.Restored Version ©1996 Leland H. Faust, Patricia Hitchcock O'Connell & Kathleen O'Connell Fiala, Trustees under the Alfred J. Hitchcock Trust. All Rights Reserved.

数多いヒッチコック監督作品の中で、時代とともに評価が上がり、今では最高傑作の呼び声も高いサスペンス映画。過去のトラウマから高所恐怖症のスコティ(元刑事)は、人妻の尾行を依頼され、謎に満ちた彼女の行動に翻弄されながらも、その美しさに強く惹かれてしまう…。この映画のひとつの見所は、教会の鐘楼へ上る階段シーンで有名な「めまいショット」など革新的なカメラワーク。これが主人公たちの微妙な心理をより効果的に描写している。キム・ノヴァクの妖艶な魅力に囚われ、エゴイスティックなまでの愛情を寄せるスコティと、愛しながらも大きな秘密を抱え苦しむヒロイン。一級のミステリー・サスペンス映画であるとともに、切なくも激しい愛の物語でもある。

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ヒッチコックの「めまい」を読む

サスペンスの王様として知られるヒッチコックの映画は、フェミニズム映画研究でもしばしば研究対象になってきた。近年英国の『サイト&サウンド』誌でも始めてトップテンの第一位にランキングされた『めまい』(1958年)は、ヒッチコック映画の中でも最もフェミニストにとって物議をかもした映画と言っていい。ヒッチコック映画に欠かせないブロンド美人をめぐる究極の男の愛の妄想ともいえるこの映画をどう読み解くか。映画分析の楽しさを味わいながら、『めまい』の魅力を語る。

  • 9月6日(土)19:50~20:30ウィルホール
  • 「めまい」上映後
  • 講師:斉藤綾子(明治学院大学教授・当映画祭コーディネーター)
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プロフィール
東京都出身。上智大学卒業後、米国カリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)映画テレビジョン学部批評学科博士課程修了。明治学院大学文学部芸術学科教授・映画評論家。専門は映画理論、特に精神分析理論、フェミニズム理論、ハリウッド映画論、女性映画論など。