ロスト・イン・北京
- 劇場未公開
- 原題:蘋果
- 中国/2007年/109分
- 監督:李玉(リー・ユー)
- 出演:ファン・ビンビン、レオン・カーファイ
- 配給:オリオ・フィルムズ
- 2007年ベルリン国際映画祭正式出品
- 青少年に適さない描写があります
ファン・ビンビン演じる過激な性描写や中国格差社会の現実を描いていることから中国では上映禁止となった問題作。しかし海外では、金と欲望に翻弄される人間模様をリアルに描いて高評価、ベルリン国際映画祭にノミネートされた。
北京のマッサ-ジ店で働くピングォ(ファン・ビンビン)は酔った勢いで店の社長リンドン(レオン・カーファイ)に関係を強いられる。偶然その場を目撃した夫アンクン(トン・ダーウェイ)は、社長を脅すのだが、自らも社長の妻ワンメイと関係を持つことになってしまう。
やがてピングォの妊娠が判明することで、子供が欲しい社長は自分の子供であれば引き取ることを申し出る。金が欲しいアンクンは、取引に応じ、二組の夫婦の奇妙な共存関係が始まる。そしてピングォは男の子を出産。金が欲しいアンクンの思惑や子供が欲しい社長の思惑は、ピングォやワンメイを傷つけ、思わぬ方向へ展開していく。
現代中国の様々な問題をあぶり出し、二組の夫婦男女四人の感情をエモーショナルに描いた問題作。
- 9月5日(水)18:30/大会議室(Lコード:40920)