特別企画「斉藤綾子セレクション」
蒼井優という不思議な女優
映画と女性の関係性を探り続ける映画研究者「斉藤綾子」さんによる映画とトークイベントです
- 日時:9月3日(月)16:05ごろ「百万円と苦虫女」終了後
- 会場:大会議室
- トークイベント内でWOWOW制作「蒼井優×4つの嘘 カムフラージュ」より第4章「都民・鈴子-百万円と苦虫女 序章-」を上映します
- 蒼井優さんは来場されません
蒼井優は、岩井俊二の「リリイ・シュシュのすべて」で彗星のごとく現れ、韓国の若者に圧倒的な支持を得て、日本でも注目されました。長い髪と華奢な体、はかないフェミニンなイメージが強く、フェミニズムや女性映画とは無縁の存在でしたが、2008年にタナダユキ監督の「百万円と苦虫女」で新たな魅力を発揮しました。
今回のトークでは、「百万円と苦虫女」の序章として作られたテレビドラマ「都民・鈴子」の第1エピソードを併せて上映し、タナダ監督×蒼井優というコラボレーションが生み出した「フェミ」キャラクター「鈴子」の個性について語ります。(斉藤綾子)
斉藤綾子(あいち国際女性映画祭コーディネーター)
明治学院大学文学部芸術学科教授。専門は映画理論、特に精神分析理論、フェミニズム理論、ハリウッド映画論、女性映 画論など。編著に「映画と身体/性」、共編著に「映画女優 若尾文子」「男たちの絆、アジア映画」、共著に「映画の政治学」「ファスビンダー」「吉田喜重の全体像」「ヴィジュアル・クリティシズム」「戦う女たち」など。