聴こえてる、ふりをしただけ
不慮の事故で母親を亡くした、11歳の少女・サチ。「お母さんは、魂になって見守ってくれている」と周りは慰めるが、なかなか気持ちの整理はつかない。お母さんに会いたい。行き場のない想いを募らせるサチのもとに、お化けを怖がる転校生がやってくる――。遺された者は、どう生きて行けばいいのか。深い喪失から立ち上がり、明日へと生きるためには、何を捨て、何を自覚しなければならないのか――。
2人の子供の母親でもある監督自身が、自らの体験と記憶をもとに練り上げ、繊細に描いた“目には見えない魂”の物語。ベルリン国際映画祭「ジェネレーションKプラス」部門で、子どもの心理描写を巧みな映像美で綴った演出が高く評価され、準グランプリにあたる“子ども審査員特別賞”を受賞した作品。
- 9月8日(土)14:30/大会議室(Lコード:40932)
- 監督来場予定
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