あいち国際女性映画祭’99
(日本映画名作プログラム紹介)

会場:3階大会議室


愛と希望の街 愛妻物語 狂った果実 キューポラのある街

愛と希望の街
9月8日(水)10:00
日本/1959年/白黒/62分
監督・脚本:大島渚
出演:藤川弘志/富永ユキ
 大島渚監督のデビュー作。川崎の貧しい家庭の少年が鳩を売る。その鳩は買い主の元を逃げ、再び少年のところに帰ってくるので、少年はまた鳩を売る。そこにブルジョアの少女が現れ、少年の鳩を買うが…。階級間の埋めようのない断絶を描いた、辛口青春もの。
大島渚監督来場予定。
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愛妻物語
9月8日(水)13:30
日本/1951年/白黒/97分
監督・脚本:新藤兼人
出演:乙羽信子/宇野重吉
 溝口健二に師事した新藤兼人監督が自らの下積み時代を描いた監督デビュー作。シナリオライターの主人公が日本映画を代表する巨匠のもとで修行している。やっと成功への第一歩を踏み出したとき、彼を影で支えてきた妻が病に倒れる。
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狂った果実
9月11日(土)10:00
日本/1956年/白黒/86分
監督:中平康
脚本:石原慎太郎
出演:石原裕次郎/津川雅彦/北原三枝
 “太陽族”と呼ばれた、暇を持て余した金持ちの子供たち。その兄弟がひとりの女をめぐって破滅的なラストに向かって行く。石原慎太郎が脚本、裕次郎が初主演、中平康のデビュー作。
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キューポラのある街
9月11日(土)13:30
日本/1962年/白黒/100分
監督・脚本:浦山桐郎
原作:早船ちよ  脚本:今村昌平
出演:吉永小百合/浜田光夫
 職人気質の父をもつ姉弟が貧しいながらもけなげに生きていく様子を描く。世相を反映した社会問題をあくまで日常的に捕らえたさわやかな感動作。当時18歳の吉永小百合は史上最年少のブルーリボン賞主演女優賞を受賞。浦山桐郎監督のデビュー作。
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