作品紹介 |
メインプログラム 日本初公開作品5本を含む世界的に活躍する新進気鋭の女性映画監督等の作品18本を特集上映。 |
日本映画名作 愛知県興行協会協賛特別企画 日本映画名作シリーズ 日本映画の名作4本を愛知県興行協会の協賛により特別上映。 |
メインプログラム
9/9(木)18:50〜ウィルあいち大会議室の「氷雨」の上映が中止になりました。
[愛知初公開作品] 監督来場予定 |
氷雨 9月8日(水)10:00/ウィルホール 9月11日(土)13:30/師勝町民総合体育館 9月12日(日)13:30/常滑市民文化会館 英題/Ice Rain 韓国/2003年/カラー/104分 監督・脚本:キム・ウンスク 脚本:パク・ミヨン 出演:イ・ソンジェ、キム・ハヌル、ソン・スンホン |
「美術館の隣の動物園」のイ・ソンジェ、「秋の童話」「夏の香り」のソン・スンホン、「リメンバー・ミー」のキム・ハヌル−3大スター競演の山岳ラブストーリー。アラスカのアシアク山頂をめざす男たち。お互いの存在を知らなかった二人だが、死に直面し、お互いが語る思い出は同じ女性のものだった。カナダロケ敢行の壮大なスケールで描くラブストーリー。 |
[日本初公開作品] |
バブーシャ〜おばあちゃん
9月8日(水)14:00/ウィルホール 9月10日(金)18:50/大会議室 9月12日(日)13:30/小牧市まなび創造館 英題/Granny ロシア、フランス/2003年/カラー/97分 監督・脚本:リディア・ボブロヴァ 出演:ニナ・シュビナ、アンナ・オフィシャニコフ、ヴラヂミル・クラコフ |
ロシアの田舎に住むおばあちゃんは3人の息子と2人の娘を育てた。子どもたちがみな成長し、一人となった彼女は家を売り、妹のところへ身を寄せる。しかし妹が足を痛め、また家を出ることに。子どもたちを訪ねても居場所がなかった。小津監督の「東京物語」をモチーフにした老婆のロードムービー。高齢者の問題をロシアという国を背景に描いた秀作。 |
[愛知初公開作品] |
世界でいちばん私をかわいがってくれたあの人が去った 9月8日(水)18:50/ウィルホール 英題/Gone is the one who held me dearest in the world 中国/2002年/カラー/95分 監督・製作・脚本:マー・シャオイン 出演:スーチン・ガオワー、ホァン・スーイン |
この原作は中国で有名なチャン・チェの自伝的要素の強い作品である。女性作家の「母娘の情」を描き、老父母をどう扱ったらいいのか、その死をいかに後悔することなく迎えてもらい、また自分も後悔しないかという普遍的な感情を静かに問いかける感動作。2003年中国長春映画祭の最優秀新人監督賞、最優秀助演女優賞等中国国内での賞を多数受賞。 |
[日本初公開作品] 監督来場予定 |
ママは負けない
9月8日(水)18:30/大会議室 9月9日(木)10:00/ウィルホール 9月11日(土)13:30/犬山市南部公民館 英題/I Like to Work イタリア/2003年/カラー/89分 監督・脚本:フランチェスカ・コメンチーニ 出演:ニコレッタ・ブラスキ、カミーユ・デュゲイ・コメンチーニ |
小学生の女の子を持つシングルマザーのアンナ。ある日会社に新しいトップが来て、彼女は配置転換させられる。子育てのため休みがちな彼女は、どんどん閑職に追いやられ、ついにはリストラされることに。理不尽な会社に対し、彼女は訴訟を起すことにする。こどもを持つ働く女性たちの現状を描いた2003年ベルリン映画祭平和賞受賞作。 |
[日本初公開作品] 監督来場予定 |
ラミアの白い凧 9月9日(木)14:00/ウィルホール 9月12日(日)10:00/大会議室 英題/The Kite レバノン、フランス/2003年/カラー/80分 監督・脚本:ランダ・シャハル・サッバグ 出演:フラビア・ベシャーラ、マヘール・サイベス |
レバノンのイスラエル国境近くに住む16歳のラミア。彼女は親戚に結婚を決められ、花嫁として国境を渡る。しかし、国境を警備するイスラエル兵とほのかな恋に落ちるのだった。国境をはさんだ愛と分断される家族や民族の悲しみを描いた秀作。2003年のベネチア映画祭銀獅子賞受賞作品。 |
[日本初公開作品] |
オーギュスタン/恋々風塵(仮題)
9月9日(木)18:50/ウィルホール 英題/Augustin,King of Kung-Fu フランス/1999年/カラー/89分 監督・脚本:アンヌ・フォンテーヌ 出演:ジャン=クレティアン・シベルタン・ブラン、マギー・チャン 配給:ワイズポリシー |
売れない俳優オーギュスタンはジャッキー・チェンに憧れてカンフーを習うことに。そしてチャイナタウンで美しい鍼灸師と出会い、恋に落ちる。フランス版ミスタービーンともいえる「おとぼけオーギュスタン」の続編にあたるフレンチ・コメディ。新作「ナタリー…」も好評なアンヌ・フォンテーヌ監督作品。 |
[愛知初公開作品] |
戀之風景
9月10日(金)10:00/ウィルホール 英題/The Floating Landscape 香港=NHK/2003年/カラー/105分 監督・脚本:キャロル・ライ 製作:Filmko Entertainment & NHK 「第5回アジア・フィルム・フェスティバル」NHK国際共同制作作品 プロデューサー:スタンリー・クワン、アーサー・ウォン、上田信 脚本:キャロル・ライ、ライ・ホー 出演:カリーナ・ラム、イーキン・チェン、リウ・イェ 協力:NHKエンタープライズ21 配給:テレシス・インターナショナル |
亡き恋人サムが遺した絵の中の風景を求め、冬の青島にやってきたマン。サムの日記を書き写しながら風景探しをするマン。そんな彼女に協力するのが、郵便配達員のシャオリエだった。次第に惹かれあっていく二人。しかしマンは新たな恋に抵抗を感じてしまう。やがて春となり別れの時が…。マンは「風景」を見つけることができるのか? |
[愛知初公開作品] |
少女ヘジャル 9月10日(金)14:00/ウィルホール 英題/Hejar トルコ/2001年/カラー/120分 監督・製作・脚本:ハンダン・イペクチ 出演:シュクラン・ギュンギョル、ディラン・エルチェティン、フュスン・デミレル 配給:アニープラネット |
ヘジャルは5歳のクルド人少女。両親を失ったヘジャルはイスタンブールの親戚のもとにやってきたが、突然警察の襲撃を受けて一人取り残された。隣人の元判事のルファトは、なりゆきから彼女を養うことに。クルド語しか話さない頑固なヘジャルに最初はかたくななルファトだったが…。トルコのクルド人問題を、老人と子どもの心の交流をモチーフにして描いた秀作。 |
[愛知完成上映] |
しあわせな孤独
9月10日(金)18:50/ウィルホール 英題/Open Hearts デンマーク/2002年/カラー/113分 監督・原案:スザンネ・ビエール 脚本:アナス・トーマス・イェンセン 出演:ソニア・リクター、マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・カース 配給:ギャガ・コミュニケーションズGシネマグループ |
結婚前のしあわせなカップルだったセシリとヨアヒム。突然の交通事故で全身不随になってしまったヨアヒムは、心を閉ざし、セシリにも辛くあたるようになる。一方加害者の夫であるニルスはヨアヒムの入院する病院の医師だったこともあり、セシリの心の支えとなっていく。デンマークで8人に1人が見て涙した大ヒット感動作。 |
[愛知初公開作品] |
子猫をお願い
9月11日(土)10:00/ウィルホール 英題/Take Care of My Cat 韓国/2001年/カラー/112分 監督・脚本:チョン・ジェウン 出演:ペ・ドゥナ、イ・ヨウォン、オク・ジヨン 配給:ポニー・キャニオン×オフィス・エイト 配給協力:メディア・スーツ |
仁川の女子校を卒業した5人の少女たちの物語。学生の頃は仲良しだったのに、新しい生活を始めることにより、次第に関係がギクシャクしてくる。会社の組織の中で這い上がろうとする子、就職もままならず祖父母の面倒をみなくてはならない子、お互いの距離も価値観もかわっていく…。大人への階段を上っていく少女たちの友情の甘酸っぱさを描いた秀作。 |
[愛知初公開作品] 監督・牧瀬里穂さん来場予定 日本語字幕付 |
娘道成寺〜蛇炎の恋
9月11日(土)14:00/ウィルホール 日本/2003年/カラー/110分 監督・脚本:山由紀子 製作:岡本みね子 脚本:たかやまなおき 出演:牧瀬里穂、中村福助、風間トオル、須賀貴匡 配給:パンドラ |
「京鹿子娘道成寺」をモチーフに日本の美と究極の男女の愛を追求した幻想的なラブストーリー。当代一の女形村上富太郎をめぐる愛と憎しみを牧瀬里穂が一人二役で演じる。富太郎の女弟子だった詩織が自殺した。その理由を知ろうと双子の姉遥香もまた富太郎に弟子入りし、やがて彼に惹かれていくのだが…。九代目中村福助の映画初出演も話題。 |
恋愛適齢期
9月11日(土)18:30/ウィルホール 英題/Something's Gotta Give アメリカ/2003年/カラー/128分 監督・脚本:ナンシー・メイヤーズ 出演:ジャック・ニコルソン、ダイアン・キートン、キアヌ・リーブス 配給:ワーナー・ブラザース |
|
エリカは50代半ばの女性。突然訪れた思いも寄らない恋に、年を重ねることも素晴らしい可能性があると思えるようになる。人生のウィットに富んだ、とびっきりロマンチックな恋愛映画。女性監督が、すべての女性の心を代弁しています。ダイアン・キートン、ジャック・ニコルソンが、大人の恋をみせてくれます。 |
[愛知初公開作品] |
やさしい嘘
9月12日(日)14:30/ウィルホール 英題/Since Otar Left フランス/2003年/カラー/102分 監督・脚本:ジュリー・ベルトゥチェッリ 脚本:ベルナール・レヌッチ 出演:エステル・ゴランタン、ニノ・ホマスリゼ、ディナーラ・ドルカーロワ 配給:東芝エンタテインメント |
グルジアに住む3世代の女性たち−老母エカ、その娘マリーナと孫のアダのもとに、出稼ぎのためフランスに行っていた息子オタールの訃報が届く。マリーナとアダはエカが悲しまないように彼が幸せに暮らしているという話を作り上げ、手紙を書きつづけるのだった。2003年のカンヌ映画祭批評家週間グランプリを受賞した感動作。 |
[愛知初公開作品] 監督来場予定 |
兼子〜Kaneko 9月10日(金)10:00/大会議室 日本/2003年/カラー/80分/16ミリ 監督・脚本:渋谷昶子 企画・原案:佐藤隆司 ナレーション:加藤治子 制作:兼子制作委員会 |
日本有数のアルト声楽家、柳兼子のドキュメンタリー。87歳まで現役の歌手として活躍した兼子の没後20年の記念作である。兼子が声楽家を志した理由や、夫となる柳宗悦との出会いなどを、兼子自身が歌う日本歌曲20曲を織り交ぜながら、兼子の人間性に迫り、一人の女性の心の軌跡として描く。和服姿で凛と歌う兼子の姿は必見。 |
[愛知初公開作品] 監督来場予定 |
TAIZO
9月10日(金)14:00/大会議室 日本/2003年/カラー/96分/DV 監督:中島多圭子 製作:奥山和由 声の出演:坂口憲ニ 配給:チームオクヤマ |
アンコールワットで亡くなった戦場カメラマン一ノ瀬泰造のドキュメンタリー。2004年は泰造没後30周年記念にあたる。泰造の写真や生き様に触発された中島監督が、カンボジアでの足取りを再び追う。また残された両親のもとに通い、泰造の写真を焼きつづける母親の心情を丁寧に追っていく。 |
[愛知初公開作品] 監督来場予定 |
トントンギコギコ図工の時間 9月11日(土)10:00/大会議室 日本/2004年/カラー/99分/16ミリハイビジョン 監督:野中真理子 ナレーション:犬山イヌコ 製作:海プロダクション+野中真理子事務所+ヒポコミュニケーションズ+「トントンギコギコ図工の時間」製作上映委員会 |
「こどもの時間」の野中真理子監督が小学校を舞台に撮り上げた最新ドキュメンタリー。週に一度の図工の時間を心待ちにしている子どもたち。大人の束縛から解き放たれ、自分の作品と真剣に生き生きと向き合う子どもの姿は、大人になるうちに忘れてしまった大切なものを呼び起こさせてくれる。 |
[愛知初公開作品] 監督来場予定 |
人形芸人Dont&Not 9月12日(日)13:30/大会議室 日本/2003年/27分/DV 監督:舩引亜樹 制作:Pico* Pictures 「人間を笑わしたろ」という意志をもって、人形ならではのお笑い芸人を目指して活躍するDontとNot。D−CINEMAで観客賞受賞のクレイ(粘土)アニメ。 |
||
同時上映
|
日本映画名作
監督、岡田茉莉子さん来場予定 |
さらば夏の光 上映日:9月8日(水)10:00/大会議室 日本/1968年/96分 監督・脚本:吉田喜重 脚本:山田正弘、長谷川竜生 出演:岡田茉莉子、横内正、ポール・ボーベ 配給:ATG |
吉田喜重監督が山田正弘、長谷川竜生と共同でシナリオの執筆にあたった作品。ヨーロッパの寺院に惹かれ、リスボンにやってきた川村。そこでアメリカ人の夫とパリで暮らす直子に出会う。直子の案内で寺院めぐりをするうちに恋に落ちる川村だったが…。 |
阿修羅のごとく
上映日:9月8日(水)14:00/大会議室 日本/2003年/135分 監督:森田芳光 脚本:筒井ともみ 出演:大竹しのぶ、八千草薫、黒木瞳、深津絵里、深田恭子 配給:東宝 |
|
向田邦子原作でテレビシリーズでも大好評を博した作品の映画化。4人姉妹の4つの愛を赤裸々な愛憎劇として描き、女性たちの共感を得た。ある日、父親の浮気が発覚し、そこから次々と姉妹の恋愛模様が浮かび上がる。 |
紀ノ川 上映日:9月9日(木)10:00/大会議室 日本/1966年/172分 監督:中村登 脚本:久板栄二郎 出演:司葉子、岩下志麻、有川有紀 配給:松竹 |
|
明治、大正、昭和の3代にわたる女性の年代記を描いた大作。旧家に嫁いだ花、その長女文緒は家風や従順な母に反発を感じていた。しかし昭和の激動の中で自分も母となり、成長していく。有吉佐和子原作の超大作を前・後編一挙上映。途中休憩あり。 |
瀧の白糸 上映日:9月12日(日)11:30/ウィルホール 日本/1933年/白黒/101分 監督:溝口健二 原作:泉鏡花 出演:入江たか子、岡田時彦 フィルム所蔵:東京国立近代美術館フィルムセンター |
|
水芸人の瀧の白糸は苦学生村越にほれ込み、仕送りをして法律を学ばせる。しかし苦労して貯めたお金が奪われ、逆上した白糸は高利貸しを刺殺してしまう。彼女を裁く法廷に現れたのは村越自身だった…。昨年も大好評だった澤登翠さんの活弁と楽団演奏つき! |
各ページに掲載されている写真および記事の無断転載を禁じます。 |