今年は、147作品の応募があり、厳正なる審査の結果、以下の方の作品を最優秀賞といたしました。最優秀作品は、今年の映画祭のポスター及びリーフレット表紙デザインとして使用し、愛知県内の公共施設、各映画館、ウィルあいちほかで掲示及び配布します。
最優秀賞:田中 晋一 さん
- 【作品のテーマ】
- 女性映像監督にとっての栄誉をフィルムに模したレッドカーペットで表現し、これからドンドン前へ進んでいくきっかけになるような思いを込めました。
- 【作品講評】
- 審査委員長:審査委員長:白木彰(グラフィックデザイナー・愛知県立芸術大学名誉教授)
- 公募作品展は規模や内容にもよるが、応募作品数の4分の1程度の作品が入賞や入選に選ばれることも少なくない。ところがこの作品公募は、本年の応募作品147点に対して採用作品は1点のみ。147分の1である。超激戦と言っても過言ではない。
今年は、フィルムに見立てた赤いカーペットの上に様々な女性が歩き踊る作品が選ばれた。アカデミー賞などのレッドカーペットを歩く栄誉は特別なもので、その演出効果をうまく利用している。俯瞰に近い目線からの構図は、赤いフィルムのカーペットと女性両方に強い存在感を与えている。作者の技量もさることながら、アイデアも色彩も構図も国際女性映画祭にピッタリ合わせた完成度の高い作品である。