あいち国際女性映画祭2019 デザインコンテスト最優秀賞発表
厳正なる審査の結果、最優秀作品を選びました。今年は、62作品の応募があり、この作品を採用したポスタ-やパンフレットは、愛知県内の公共施設、各映画館、ウィルあいちほかで掲示配布いたします。
田村日佳(たむらにっか)さん( 神奈川県在住 )
- 作品のテーマ
- 並んでいる脚は映画館鑑賞者の反応の違いと個性を表現しました。配色は性別関係なくイメージができる中性的なものにして、女性の多面性と幅広さを表現しました。
- 作品講評
- 審査委員長:白木彰(グラフィックデザイナー・愛知県立芸術大学名誉教授)
- 今年は、昨年に比べて応募作品が少なく審査対象になった作品は62点であった。しかし、応募点数は減少したが、力作、秀作の作品は多くあり、審査は嬉しい意味で苦労した。
最優秀賞に選ばれた作品は、映画鑑賞をしている女性を脚だけで表現したものである。ゆったりと脚を組む女性や緊張気味に脚先に力を入れてかかとを浮かせている女性など、どのような映画をどのような表情で観ているのか。さらに、この作品自体が映画のワンカットにも見えてくる。脚元しか描かれていない分、実に様々な想像をさせてくれる。シンプルで初々しい表現が、映画鑑賞の楽しさをしっかり伝えている。